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報道の歩みは、美術の歩みでもあった【NTBの5周年館 #02】

2022年10月、NTB南西テレビは2017年の開局から5周年を迎えます。

ブログ「サキヨミNTB」では、#NTBの5周年イヤー にふさわしい、これまでのNTBを振り返る企画で連載をおこなっています。


今回は第2回!「NTBの報道」について追っていきましょう。


 

はじまりは「NTB NEWS」

南西テレビの原点はニュースにあります。

初期の頃から、報道番組を中心に広報活動をおこなっていました。


こちらは2017年当時の夜のスポットニュース「NTB NEWS」のもようです。


(これは自慢ですが、)

意外と皆さまの評判も良かったように覚えています。


2018年のニュース映像では、より進化したことがうかがえます。

この頃になると、バーチャルスタジオも登場していますね。


夕方ニュースは「news every.」

開局当初は、夕方のニュースは、県内のニュースの時間帯も「NTB news every.」の番組名で放送していました。

テロップや音楽なども、キー局のevery.に倣って使用していました。


現在も続く「INSIDER」がはじめるのは、もう少し後のことです。


ニュース番組が乱立?

立ち上げ直後、暴走状態の我々南西放送(当時)は、平日・土日・時間帯構わずにニュース番組・情報番組をスタートさせていきます。


今はすっかり生活情報バラエティとなった「ゆくい」も、当初は時事を扱うちょっと硬派なワイドショーでした。


当時、土曜夕方に"スポーツ番組"として始まった「ミッション!」でも、ニュースを扱うパートがありました。「ミッション!」は半年ほどで終了してしまいましたが、この番組で養われたスポーツの取材力は現在の「スターリー!」でしっかりと生きています。


日曜朝にHBSさんと共同制作していた「Showing!」の県内パートでも、しっかりニュースをお伝えしていました。平日のニュース番組よりも、この番組ではより"暮らしに近い"ニュースを中心としながら、特集を組んでいたことを思い出します。


こんなに毎日、情報番組を立て続けに放送していると、視聴者からはこんな辛辣なご意見をいただくようになりました。


無理な言い訳で逃げていますね。

2018年度の秋からは情報番組にも大幅にテコ入れをおこない、ニュースよりも生活情報に寄った番組制作へと舵を切りました。


報道一筋、「INSIDER」始動。

2018年7月、散り散りになったニュース制作班を一本化すべく、報道に特化した番組「INSIDER」をスタートさせることになりました。


INSIDER(2018年)
©NTB.Inc

こちらのブログ記事では番組制作発表後の当時の熱心な雰囲気が読み取れますね。


実は、「INSIDER」が我が局のこれまでのニュース番組と圧倒的に異なるのが、「画面の見やすさ」へのこだわりです。

テレビは、誰もが画面にべったり張り付くように眺めている訳ではありません。

流し見していても、ふとした瞬間、画面に目をやったときに、「今伝えている情報は何なのか」を一発で理解できる、そんな「画面へのこだわり」が当初から現在まで込められています。



しかし、対人間ですから、完璧な正解というものは存在しません。

常に「画面の見やすさ」を求め、INSIDERは進化をつづけてきました。


変わらない「伝える」ことへの熱意

2020年、NTBブランド再生にあわせ、2代目の「新生INSIDER」がスタートします。




先代が追及した見やすさへのこだわりを引き継ぎながら、新たなINSIDERの血を通す、そんな思いでINSIDERは生まれ変わりました。


2021年春にはビジュアルをさらにブラッシュアップ。

画面では直接見えない部分のディティールまで美術設定を施しました。


明日を生きるためのニュース、を考える

2021年秋のリニューアルでは、INSIDER史上最も大規模なリニューアルに踏み込みました。これまでの硬派な報道番組という姿勢と、「ニュースのその先」のテーマを踏襲しつつ、「キミと、明日を生きるために」という新たな決意を掲げました。


番組ロゴを一新し、「明日を生きる」という語にふさわしい、特定の形をもつことなく、"生"を意味するウェーブがINSIDERの新たなビジュアルとして選ばれました。



選挙開票特番に進出!何処へゆく

INSIDER開始後の2018年9月、NTBの報道班はついに開票特番に本格的に進出します。


リアルタイムでの実況、テロップ制作、現場取材など、毎回骨折りになりながらも、進化を続けてきました。

2019年7月には国政選挙のもようもリアルタイムで実況をおこないました。



時代が変容するにつれて、ニュースの在り方も変化し続けなければならないと感じるなかで、視聴者の皆さまにおいては、ビジュアルの変化も、ひとつの時代の変化としてお楽しみいただければと思います。


報道の進化は、美術の進化だったのか

ここまでご覧いただき、いかがだったでしょうか。

南西テレビの報道に対する5年間の歩みをみることができたはずです。


真実、真相、原因、結果、ニュースの核心に迫ることが報道には求められますが、それはもはや当たり前の話です。今やあらゆる画面上にあふれる情報の中から、自分に必要な情報を確かな見識で選び抜いていかなくてはならない時代です。


そこに正解はありません。

ただ、私たちNTBのニュースを通して、皆さまが明日を確かに生きていくためのヒントをお届けできたらいいなと、一同考えております。

NTBはそれを言葉だけでなく、目で見る人すべてにとって分かりやすく、心地よく伝える使命があると感じています。報道を進化させることは、ビジュアルを進化させていくことにもつながっているのかもしれません。


 

さて!今回の記事は以上です。


一応確認しておきますが、

NTB南西テレビは架空放送局であり、実在する個人・団体とは一切関係ありません。ここにある情報も、どこまでが真実か、架空か、信じるかどうかはあなた次第です。


今後とも、ゆる~い目で、応援してくれると嬉しいですね。


次回は「NTBのアナウンサー」について。お楽しみに。

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